日本語の使い方、正しいですか?

こんにちは!ディレクターの山田です。
宜しくお願い致します。

↑この文章、実は間違いなのです。

デジタルの時代となり、手紙やメモを紙に直接したためることが減りましたね。

漢字が分からなくてもパソコン・スマホが容易に変換してくれる。
AIに頼めば文章を作ってくれる。

とても便利な時代になりました。

ただし、そんな時代だからこそ『人が書いた文章』には味が出る。
わたくし共ディレクターは対人間と接する機会が多いお仕事です。

いかに『人間と接している』という実感をお客様に持っていただけるかが、
腕の見どころな時代でもあると考えています。

だからこそビジネス言葉でもプライベート言葉でも、
『正しい日本語』を使ってワンランク上のビジネスパーソンになる必要があるのではないでしょうか。

ということで今回は、
日本語で迷ってしまう言葉を集めてみました。

キーワードは「動詞」です。

ケース1. よろしくおねがいいたします

・よろしくお願い致します
・よろしくお願いいたします
・宜しくお願い致します

どれが正しい使い方と言われているでしょうか?

正解は「よろしくお願いいたします」

宜しく・・・常用漢字ではない言葉は公用文では使えない
致します・・・動詞(そのことが元で、良くない結果を引き起こす)
いたします・・・補助動詞(「する」の謙譲語・丁寧語の用法)

ケース2. 取引先相手の会社の呼び方「御社」と「貴社」

使い分け、できていますか?

御社・・・話し言葉の場合
貴社・・・書き言葉の場合

なぜ話し言葉と書き言葉で使い分けるのでしょうか。

理由は「貴社」にあります。

「貴社」には同音異義語がたくさんあり、
「キシャ」を話し言葉で使うと「汽車」「記者」「帰社」と混同するからです。

ケース3. 文末にどうしてほしい?「ください」と「下さい」

「ください」を漢字にするか否か、あなたならどうしますか?

・使用するデータを下さい
・データを使用してください

動詞なのか補助動詞なのかで使い方が変わります。

使用するデータを下さい
「使用するデータをくれ」の丁寧語で動詞なので「下さい」と漢字で表記します。

データを使用してください
「使用しろ」を丁寧にする補助動詞として使っているので、ひらがなで表記します。

ケース4. 何をもらいたいの?「いただく」「頂く」「戴く」

・「データを頂く」「食事を頂く」
・「ご覧いただく」「お集まりいただく」

「頂く」・・・もらう、食べるの動詞として使用する場合は漢字表記
「いただく」・・・動詞を補助する時にはひらがな表記
「戴く」・・・常用漢字ではないので「頂く」で表記すれば問題ないです。

ケース5. 何を基準にしようか?「元に」「基に」

「もと」という言葉にも使い分けがあります。

・使用したデータを元に戻す
・作成したプログラムを基に開発を進める

「元に」は「はじまり」や「根本」という意味があります。
「基に」は「情報のよりどころ」や「基準」という意味があります。

その他「もとに」には、「下に」「本に」「素に」と色々な漢字で表現される文章がありますのでご興味のある方は調べてください。

いかがでしたでしょうか。
「そんなの知ってて当たり前だよ」
「なんとなく使ってた」
「どれでもいいじゃん」

色んなご意見があるかと思います。

ただし、一つだけ言えること。
知らないより知っているの方がお得!

これだけは胸を張ってお伝えします↓
おっ、この人は日本語を勉強しているなぁ。やるねぇ〜。
これです。

私もまだまだ知らないことはたくさんありますので、
引き続き勉強していこうと考えております。

もしこのブログを通して興味を持たれた方がいらっしゃいましたら幸いです。

最後におまけ(某チャットお問い合わせより)

この「しばらく」は、どのぐらい待てばいいのでしょうかね。。。
〜1.5h経過〜

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山田 雅史

山田 雅史 ディレクター

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