あなたはどれを選ぶ? 様々なターミナルを比較してみた

はじめに

こんにちは、エンジニアの岩崎です。

vimを勉強していると、次はターミナルに興味を持ち始めました。
以前までは、MacOS標準のターミナルやiTerm2が定番でしたが、ここ近年で
・AIが統合したWarp
・GPUによるレンダリングで、高速処理が得意なWezTerm
・新世代の軽量ターミナルGhostty 
など、新たな選択肢が増えています。

描画性能、UI/UX、設定のしやすさ、AI連携、vimとの相性など 
ターミナルごとに違っていて、単なる「黒い画面」ではなくなってきました。
この記事では、実際にMacOSで色々なターミナルを触ってみて、得意分野は何なのかを調査したいと思います。

今回比較するのは、以下の5つです。
・MacOS標準のターミナル
・iTerm2
・Warp
・WezTerm
・Ghostty

なお、vimについての記事が気になる方は、下記2つを見てみてください!
今日から始めるNeoVim (環境構築編)
今日から始めるNeoVim (実録編)

※ 本記事はあくまで初心者エンジニアの主観に基づいたレビューです。「どれが正解か」ではなく、
 「自分にとってどれがしっくりきたか」をベースに書いています。
 また、アプリケーションの設定や将来的なアップデートにより本記事の内容と異なる部分が出てくる可能性があります。 
 あらかじめ、ご了承ください

macOS標準 ターミナル

特徴

macOSに最初から入っているApple純正のターミナルです。
余計な機能は増やさず、「最低限をシンプルに使う」ことに特化しています。

追加インストールや特別な設定不要でそのまま使えるため、macOSユーザーなら最初に触るターミナルでもあります。

良いところ

・Apple純正なので、OSとの相性が良い
・軽量でメモリ消費が少ない
・設定不要ですぐ使える
・外部サーバーへの接続や、コマンドライン作業では十分

気になるところ

・横分割ができない
・カスタマイズ性がひくい
・GPUレンダリングが非対応のため、ログを一気に出力するような高負荷なコマンドでは処理が遅くなることがある
・UIが素朴
・凡庸なデザインのターミナルしか作れない

向いている人

・初心者
・軽さ重視
・最小構成で良い人

iTerm2

特徴

macOSのターミナルでは、事実上の標準と言っても良い存在。

長年使われ続けている定場ターミナルで、困ったら選ぶ人も多いです。
機能数が豊富で、とにかく全部入っています

良いところ

・画面分割
・高度な検索機能
・Profile管理
・キーバインド設定
・豊富なプラグイン
・長寿のためコミュニティが成熟している
・バグが少ない

気になるところ

・多機能な反面、設定が複雑
・設定画面が多く初心者だと迷いやすい

向いている人

・多くの開発者
・定番を使いたい人
・安定性重視の人

Warp

特徴

21世紀のターミナルと言われるほど、モダン思考で作られたターミナル
従来のCLI文化とは少し違い、AIネイティブな設計になっている
入力欄も従来のターミナルというより、エディタに近い操作感です


Warpの入力欄に次の文字を自然言語で書くと、それに対応したコマンドを自動で実行してくれます。

nginxを使って、バックグラウンドで動くWebサーバーをポート80で起動するdocker runコマンドを作って
 

出力結果

docker run -d \ --name nginx \ -p 80:80 \ nginx

良いところ

・コマンドの履歴が見やすい
・出力結果が共有できる
・UIがかなりモダン
・コマンドライン初心者でも使いやすい

気になるところ

・vim操作を重視する人には合わない
・アカウント登録が必要
・一部クラウド依存
・機能が豊富な分、他のターミナルと比べると「アプリの立ち上げ」や「メモリの消費」が多くなり重さを感じる
 ※起動さえすればGPUレンダリングにより文字表示やスクロールがスムーズ

向いている人

・AIを活用したい人
・コマンドライン初心者
・チーム開発者
・モダンなUIがすきな人

WezTerm

特徴

Rustという言語で作成されたGPU型のターミナル
高性能かつ柔軟性が高く、設定できる幅が大きい
設定はGUIではなく、luaファイルで記述する。
luaファイルを使って、異なるPCに対して同じ設定を一瞬で作成も可能です。

良いところ

・GPUによるレンダリングで、とにかく高速
・設定ファイルは異なるOS間でも使用可能のため共有がしやすい

気になるところ

・GUIによる設定がない
・設定がluaファイルのため、人によってはハードルが高い
・できることが多すぎるため、設定だけで時間を使うことがある

向いている人

・luaファイルの記述に抵抗がない人
・様々なOSのPCで使いまわしたい人
・高速環境を作りたい人

Ghostty

特徴

zigという言語を使って開発された、近年出たばかりのターミナル
GPUレンダリングを採用しており、非常に高速

良いところ

・起動が早い
・入力の遅延がない
・描画が滑らか
・モダンなUIでmacOSと相性が良い

気になるところ

・比較的新しいターミナルのため、細かなバグが多いこと
・まだ情報やコミュニティが未熟なこと

向いている人

・最新技術が好きな人
・高速環境を作りたい人
・シンプル思考の人

結局どれを選んだのか

今回書いた5つのターミナルを使ってみて、私が現在メインでWezTerm、サブでWarpを使用しています。
難しいコマンドや長時間ターミナルを触る場合はWarpのAIやログ機能が便利のため利用しています。
対して、cloneしたりcommitするなど簡単なコマンド操作はターミナルの拡張性が高いWezTermを利用しています!
 

最後に

この記事ではターミナル5種類を抽出して、それぞれの特徴や強みなどを紹介してきました。
同じターミナルでも、それぞれ違う特徴があることがわかりました。 今回取り上げたもの以外にもたくさんターミナルはあるので
色々試してみて、自分に最適なターミナルを見つけてみてください!
 

ターミナル 特徴 向いている人

MacOS標準のターミナル

最小構成 初心者
iTerm2 定番 多くの開発者
Warp AIターミナル AI活用
WezTerm カスタマイズ性 上級者
Ghostty 超高速 モダン志向

 

 

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AUTHOR

岩崎 隆一

岩崎 隆一 エンジニア

福岡県出身です。
前々職ではSESとして保守運用作業を中心に、前職ではWebエンジニアとして開発をやってました。
趣味はゲーム、映画、読書、スポーツ(見る専)、観光、etc…たくさんあります。
何かしら共通の趣味があると思うので、その時は楽しくお話ししたいです。
まだまだ若輩者ですが、焦らず着実にエンジニアとしてステップアップできるために頑張ってまいります。

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