3月下旬からキャッチアップのメンバーになりました土井です
自己紹介!
IT業界ってなぁに?
初めまして、3月下旬にキャッチアップのメンバーになった、アシスタントエンジニアの土井です。
思えば、私がパソコンに興味を持ち、プログラミングと言う禁断の領域に足を踏み入れた1980年代は、ホビー用途のパソコンは8ビットのCPUがまだまだ主流の時代で、ビジネス用途や高級ホビー用途に16ビットのCPUが採用されたパソコンがボチボチ出始めた頃でした。
当時は、IT業界という言葉も存在していたかどうか怪しげな時代で、国産パソコンも多数のメーカーが群雄割拠するPC戦国時代を迎えていました。
X-BASICとの出会い
そんな中、私といえばT&T(トンネルズ&トロールズ)というTRPG(テーブルトークRPG)にはまっており、自身の手でパソコン上に実現すべく、X-BASICで悪戦苦闘しておりました。(X-BASICとは、当時のSHARPが満を辞して世に送り出した究極のホビーパソコンX68000用に同梱されていたプログラミング言語です。)
当時のBASICはインタプリタ型のものがほとんどで、X-BASICもそれに習っており、インタプリタ型言語の弱点、実行速度が遅いという点は同様でした。
しかし、X-BASICは当時としては変わったプログラミング言語で、C言語に変換して使用することを前提とした言語仕様を備えており、行番号もなくサブルーチンを関数定義して呼び出すことができる画期的なものでした。
C言語の壁(ポインタ)
X68000用の開発キットが発売されると機械的にC言語へ変換したのでは効率が悪いとわかり、C言語による開発を進めました。
程なくして、私はC言語を学ぶものが必ず迎える試練、ポインタの壁にぶつかり一旦は挫折してしまいました。そこで、次に私が目につけた言語がMC68000のアセンブラ言語でした。
お帰りなさい by C言語
何で、そんな小難しいものに手を出したのかといえば、自分用のX68000を入手したからなんですね。(それまでは、パソコン売り場に入り浸って、店頭のパソコンを借りて開発してました。いわゆるナイコン時代ということです。)というのも、X68000はAppleのMacintoshに強い影響を受けており、TOOLBOXに相当するROMを備えていました。アセンブラを少量記述(私の記憶が確かなら、プログラムサイズにして200バイト程度だったはず。)するだけでフロッピーディスクのコピーができてしまったりする優れものだったんです。
しばらく学習するうちに、CPUのアドレッシングモードの一つ間接アドレス参照がポインタの正体だということに気がつき、C言語に戻ってきました。
初めてのお仕事(プログラマーデビュー)
お仕事としてのプログラミングはパソコン用の3DCGシステムの一部移植でした。当時の3DCGは静止画が一般的で、その静止画ですら1枚レンダリングするのに1日がかりなんてザラで、大作になると1週間なんていう時間がかかるものも珍しくありませんでした。
それが、現在ではリアルタムレイトレーシングなんてのがパソコンでできる時代になってることに隔世の感を覚えるほどです
最後に
Web系のお仕事は覚えることが沢山あって大変で不安もありますが、同時にプログラミングを覚えたての頃のようにワクワクもしています。1日も早く、戦力の一人に数えられるように頑張りたいと思います。
以上、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。